ラグビーのポジション「ウィング」はトライを決める点取屋、フィニッシャーです。ウィング11番と14番のことを言います。
WTBとは、ウィングスリークォーターバックス(Wing Three-quarter Back)の略です。
ウィングの醍醐味は何と言ってもスピードとステップ!!
ウィングの魅力についてもっと深く説明していきましょう!!
ラグビーのポジション ウィングとは
ウィングはラグビーの役割としてはトライを取ることです。
ウィングにはオープンサイド・ウィングとブラインドサイド・ウィングがあります。チームによってどちらかのウィングが固定してやる場合とその都度ことなる場合があります。
ウィングの魅力としては
・圧倒的なスピード
・一瞬で姿が消えるステップ
この2つが大きな魅力と言えます。
例外もあり、圧倒的な体の強さを売りにしたウィングもいます。
ではウィングについて詳しく説明していきましょう。
ウィングの役割とは
オープンサイド・ウィングの役割とは
オープンサイドウィングは特にスピードが必要です。
バックスの外側にスペースがある場合素早くオープンサイドウィングにボールを回してトライを取りにきます。ウィングの足が速ければそのまま振り切ってトライする事も出来れば、トライにならなかったとしても大きく前進する大チャンスとなるのです。
オープンサイドウィングはスピードを活かしたスワーブとステップが切れれば大きな武器になります。体が小さくとも足が速く俊敏さがあれば、十分に勝負する事が出来ます。
ブラインドサイド・ウィングの役割とは
ブラインドサイドウィングはエキストラマン的な役割で、自由にバックスラインに参加してくるようなイメージです。
その為広い視野とパススキル、相手を抜き去るスピードと細かいステップが必要となります。
サインプレーなどでも決まった場所にいるのではなく色々な選手の間や後ろなどからスタートするので的が絞りにくくより効果的なアタックをする事ができます。
オープンサイド・ウィングとブラインドサイド・ウィングの違いは?
オープンサイドウィングはとにかくスピードを駆使して全速力でトライを取りに行きます。
ブラインドサイドウィングはスピードと細かいステップを使い相手ディフェンスの間を抜いて行きます。
人の外を目掛けて走るか、間見つけて走るかと言った違いがあります。
日本代表で言うと福岡堅樹選手がオープンサイドウィング、松島幸太郎選手がブラインドサイドウィングです。
福岡選手は超スピードとスワーブを駆使して相手を抜き去るプレーが多いです。
松島選手は細かいステップで相手の間を抜いていくようなプレーが多いですね。
こんな感じでウィングの特徴を見ながら観戦すると分かりやすいと思います。
ウィングに必要なスキル
ウィングに必要なスキルを紹介して行きましょう。
スワーブ
スワーブは外に大きくふくらみながら走る事です。スピードがあればそのまま相手を抜きさることが出来ます。
ハンドオフ
ハンドオフは腕を伸ばし相手を突き飛ばす事です。イメージ的には平手みたいな感じです。
相手が横からタックルに入ってくるような時にハンドオフで突き飛ばす事が出来ればタックルを回避する事が出来ます。
ステップ
ステップは相手の前で足踏みをしてタックルを交わすプレーです。
ステップには様々なパターンのステップがあります。ステップを極めると本当に消えます。気がついた時にはもう相手が自分の背中に後ろにいるなんて事が本当に起こります。
キックキャッチ
ウィングはディフェンスの時に後ろに下がってディフェンスをする事が多いのでキックされたボールをキャッチする事が多くあります。特にハイパントキックのような高いボールは相手のプレッシャーも受けやすくなるので日頃の練習出慣れている必要があります。
キャッチが下手だななんて思われると徹底的にキックを蹴られる事もあるので必要なスキルの一つです。
死角からのタックル
ウィングは死角から相手に見つからによう勢いをつけて弾丸のようなタックルを入る事があります。
相手の攻撃の人数が多く、外までボールを回されてしまうとピンチな場面でパスを回されるより先に相手にタックルに入る事でピンチを凌ぎます。そして決まると盛り上がります。
しかし、紙一重なプレーなので失敗すると大ピンチになる為使う場面はよーく判断しましょう。
ウィングとは|ラグビーのポジション役割解説まとめ
この記事ではウィングについて解説させて頂きました。
ウィングはラグビーの試合では「フィニッシャー」としてトライをとりに行きます。
見る時はウィングのスピードだけではなくステップやキャッチなんかに注目するとより凄さがわかってくるはずです!!