今の本当にトライだった!!??
今のプレーきわどい!!!
ラグビーの試合を見ていてそんなシーンに出くわす事があると思います。間違った判定で試合に負けてしまったなんてなれば大変な事です。そんなことにならないように導入されたのが“TMO”です。
TMOの意味とは【何の略?】
TMOとは何の意味で何の略だと思いますか?
T:テレビジョン
M:マッチ
O:オフィシャル
この3つのワードの頭文字をとってTMOと呼んでいます。いわゆるビデオ判定のことです。
疑わしいプレーや目視では判断できないプレーが起きた場合、一度プレーを止めて映像を見ながら判定を下します。
では実際どんな場所でどんな時に使われているでしょうか?
TMOはいつ使うの?
ラグビーの試合でよくTMOが使われる場面はトライシーンです。
例えばこんなシーン。この角度で見るとどう見てもタッチラインより外に出ているように見えますね。
でも実際には出ていない可能性もあります。このようなきわどいタイミングの場合人間の目で確かめるのは不可能です。
そんな時にTMOを使って判定を行います。
TMOは色々な角度で撮影したビデオを使って判定するのでより正確を下す事が出来るのです。
その他にも、
トライをする時ボール落としてなかった?
今のプレー反則っぽいけどどうなの?
今のタックルちょっと高かったんじゃないの?
こんな感じでトライ以外の場所でも、きわどいプレーでレフリーが確認する必要があると判断した場合に発動します。
TMOの時に聞こえる天の声
実はラグビーにはビデオアシスタントレフリーという人がいて、映像を見て判断しているのはこの人なんです。
ラグビーの試合中継でレフリーの声が聞こえると思いますがレフリーはピンマイクを付けています。
ビデオアシスタントレフリーもTMOの時だけ声聞こえるようになっています。
TMOの際中にレフリーが喋っているのはビデオアシスタントレフリーなんですね。
複数の人間の目を通してより正確な判定を下せるようにしているんです。
TMOはいつから何のために始まったのか
近年ラグビーのみならずスポーツでは欠かせなくなってきているビデオ判定。ラグビーのTMOも昔からあった訳ではありません。
日本のトップリーグでも2014年に導入されたのですが、これは公平性を重視するために導入されました。
そしてTMOを導入することで起きた変化があります。
それはレッドカードの数です。2013年は0枚だったところTMO導入後の2014年は3枚となっています。
TMOは単に公平な判定を下すためのものではなく、競技の安全性を確保するための手段でもあります。
誰も見ていないからなんて思ったら大間違いです。カメラはしっかりとあなたを捉えています。
スポーツマンシップに則ってプレーしましょう!
レフリーのジェスチャー【TMOを要求しています】
レフリーがTMOを要求する時のジェスチャーがあります。
写真のように人差し指を伸ばして四角形を描くジェスチャーをするとTMO判定となります。
TMOでよりプレーを公平に
ラグビーでもTMOを導入することにより、試合の公平性がより高まっています。
ラグビーは、私生活で誰かが粗相したりするとTMOのジェスチャーをして楽しんだりしています。
今のプレーきわどくない?そんな風に思ったらレフリーがTMOのジェスチャーをするか注目して見ましょう。
ノーサイドTVでは日本を必ずラグビー世界一の国にする事へ本気でチャレンジします。
今後もご声援のほど、宜しくお願い致します。
是非、他の記事もご覧下さい!