ラグビーのスクラムやラインアウトを支えるフッカーとはなにか解説していきます。
フッカー(HO)は背番号1番と3番のプロップの間でスクラムを組むポジションです。
この記事を読むことでフッカーの凄さを知る事ができます。
ラグビーのポジション フッカーとは
ラグビーのフッカーとは背番号2番でラインアウトではスローイングを任され、スクラムでは1番と3番の選手と共に最前列で活躍するポジションです。
スクラムで負けてしまうとボールを取られてしまいますし、
ラインアウトでスローイングを失敗しても相手にボールを取られてしまいます。
フッカーはスクラムのコントロールも担っています。
セットプレーの柱がフッカーです。
フッカーのスローイングはプレッシャーの塊
フッカーのスローイングはプレッシャーの塊です。
代表クラスになると、精度は極めて安定しますが一部リーグの大学クラスでもスローイングの失敗はそこそこ発生します。
風が吹いてボールの軌道が変わればノットストレートですし、サインを読まれて取られても周囲から見るとスローイングが悪いと思われてしまうのが宿命です。
ただ、スローイングは非常に楽しいものです(経験談)。
フッカーはスクラムのコントロールが楽しいポジション
フッカーはスクラムのコントロールが非常に楽しいポジションです。
今現在のスクラムではレフリーの掛け声は
1、クラウチ(構える)
2、バインド(掴む)
3、セット(組む)
ですが、既にクラウチの段階でプロップやフッカーの前列ポジションの選手にとってはスクラムの攻防が始まっています。
・どういった位置で構えれば有利に組み始められるか
・どこを掴めばスクラムを組みやすい(押しやすい)か
・セットでいかにして強く・スピード感を持って有利に組むか
様々な要素でスクラムは構成されますが、これらをコントロールするのがフッカーの役割です。
セットの瞬間、フッカーは両サイドにいるプロップの選手を思い切り前に放り込むように押し出します。
ラグビーの試合でフッカー表記はHO
ラグビーの試合でフッカーはHOと表記されます。
Hookはスクラムでボールを後ろに蹴り出す事が由来になっているようです。
Hookする人(er)でHookerですね。
小学生と中学生のフッカーについて
プロップ同様、小学生と中学生のフッカーには安全性の観点からスクラムで押すということはありません。
ただし、ラインアウトのスローイングは任される場合が多いです。
小学生の場合にはラインアウトでのリフトがないので、結構ボール確保が難しかったりします。中学生からはリフトが始まってきます。
高校生のフッカーについて
高校生以上になると大学や社会人ラグビー同様に原則として15人制になります。
スクラムも8:8で押し合いが発生してます。
高校生くらいからスローイングのプレッシャーが急激に厳しくなり、恐らくスローイングの練習はラグビー人生の中でも高校時代に最も多く練習した選手も多いのではないでしょうか。
スクラムも急にコントロールが発生してくるので、色々と責任が重くなりがちなポジションです。それ故に、フッカーの主将というのは比較的多かったりします。
【小ネタ】フッカーは最前列なのに理不尽にスタミナ要求される
フッカーは走力が大事だ、なんてことを高校くらいから言われるようになります。
プロップと一緒に最前列でスクラムを組んでいて、同じような体型であるにも関わらず、走りまくることを要求される事があります。
フッカーとは|ラグビーのポジション役割解説まとめ
ここまでフッカーについて解説させて頂きました。
フッカーはセットプレーの中心である一方、積極的にボールを持ってアタックする選手が多いのが特徴です。
是非、試合観戦される際には今まで以上にフッカーの選手にも注目してください!
また、これからラグビーを始められる人の場合、もし前列をやるとなった際、スローイングが出来るだけでフッカーというポジションが拓ける可能性も出てくるので積極的に練習してみてください。絶対に損しません。