ラグビーのポジション「フルバック」はラグビーに試合において最後の砦です。
FBは名の通り「Full-Back」の略です。
フルバックは最後尾から試合全体を見渡し味方に指示を出したりと全体を見てプレーをしています。
この記事を読むとフルバックの魅力について知る事が出来ます!!
ラグビーのポジション フルバックとは
フルバックは最後の砦!
フルバックは最後の砦です。最後尾で試合を見渡し味方に指示を出しながら、キックが蹴り込まれれば処理をし、相手が抜け出してくればタックルをし、トライラインを守っているのがフルバックです。
フルバックの役割を紹介しましょう。
・キックが蹴り込まれて来た時に処理(キックを蹴りかえす、カウンターで攻撃する)をする。
・抜け出して来た相手にタックルをする。
・最後尾で味方に指示を出す。
・バックスラインに並び攻撃を行う。
主にこんな感じです。
特にフルバックに求めらるものは、キック処理の能力と1体1でのタックルです。
では詳しく解説して行きましょう。
フルバックの役割とは
キック処理
フルバックに必要な能力キック処理は、ただ単純に蹴られたボールをキャッチし蹴りかえすだけではありません。
ラグビーの幅広いフィールドのどこにキックを蹴られるか分かりません。それを予測しながら対応していかなければなりません。
その為には事前に良いポジションニング(ある位置に立つこと)をしてキックに備え、出来るだけノーバウンドでキャッチする必要があります。
そしてキックを蹴り返す時もキック力とコントロール両方を兼ね備えている必要があるのでこのキックが上手くいかないとずっと自陣でプレーすることになります。
また、必ずしもキックを蹴り返すだけでなくボールをそのまま持って走るカウンターも場面によっては必要です。
ポジショニング→キャッチ→キックもしくはラン、この選択肢を判断しながらプレーをする必要があるのです。
1体1でのタックル
フルバックは最後尾にいる為、相手が抜け出して来た場合必然的に1体1でタックルをすることになります。
しかも、抜け出してくる相手は必ずしもバックスとは限らず、フォワードの選手である事もあります。フォーワードの自分よりも大きな選手にタックルをする事もあれば、ウィングの様に俊敏な選手にもタックルをしなければならない為、1体1のタックルのスペシャリストになる必要があります。
私は現役時代、初めてフルバックでプレーした時この1体1のタックルにはかなり苦労しました。普段タックルしている間合いとは違い、遠くから走ってくる相手にタックルするので結構な迫力でした。フォワードの選手になればなるほどこの迫力はすごくビビって腰が引けるなんて事もあったり。。。
どんな状況でも動じない強いメンタルもフルバックには必要です。
最後尾から味方に指示を
ディフェンスにおいてフルバックは後ろから試合を見ているので最もよく相手が見えています。
どちらに相手が多くいるのか、ディフェンスのどこに穴があるのか、それを大きな声で味方に伝えています。
スタジアムや球場は観客の声援があるので実際にフィールドで出している声はほとんど聞こえません。そんな中でも味方に聞こえるくらいの声で指示を出して行かなければならないのです。
俯瞰で試合を観察し、大きな声で正確に情報を伝えるのもフルバックに求められる能力です。
バックスラインでの攻撃
フルバックはバックスラインの攻撃にも当然参加します。
基本的な位置としてはアウトサイドセンターとオープンサイドウィングの間に立っているのですが、割と自由に攻撃に参加できます。
センターの位置に入る事もありますし、ウィングの位置に入る事もありますし、ユーティリティーにプレーができる事が求められます。また、センターが抜け出した時にサポートにつく事も仕事です。
フルバックはディフェンスでは最後尾にいますが、攻撃となれば最前線で体を張るポジションでもあります。
フルバックとは|ラグビーのポジション役割解説まとめ
この記事ではフルバックについて解説させて頂きました。
スタンドオフはラグビーの試合では「最後の砦」として体を張って守っています。
フルバックの注目するプレーは1体1のタックル、キック処置でのカウンターです。
是非注目して見てください!フルバックの凄さがよりわかるようになるはずです!