ラグビーを語る上でバインドは欠かせません!バインドはラグビーにおいてとっても大事なプレーです。
バインドって何?ノーバインドはなんなの?そんな疑問を解消して行きましょう!
ノーバインドとは【バインドって何?/ラグビーのルール解説】
バインドとは、英語のbindのことです。日本語訳すると縛る、くくる、巻きつけるなどの意味ですがラグビーのバインドも同じような意味の言葉になります。
ノーバインドは、このバインドが出来ていない状態のことを意味します。
ノーバインドは
・スクラムの時
・タックルの時
に使用される言葉です。
では詳しく解説していきましょう。
【ノーバインド】スクラム編
スクラムを組む時に注意しなければいけないポイントがあります。
味方同士体を密着させれるためにしっかりと腕を回して互いを掴み合うことです。
いわゆるバインドをしっかりすると言うことです。
写真のようにスクラムは仲間をつかんでいなければなりません。これがほどけてしまうとノーバインドの反則をとられてしまいます。
バインドすると何がいいの?
先ほどの写真は南アフリカ(緑)とサモア(青)のスクラムの写真です。
どうでしょうか?南アフリカの方が一つの塊になっているように見えると思います。
これはバインドがしっかりできている証拠です。対してサモアは全体的横に広がっているように見えます。
このようにバインドがしっかり出来ていると8人がグッと一つに固まり力をより効率的に伝えられるので強力な力を生み出すことが出来ます。
南アフリカのスクラムは世界一と言われるほど強烈でその強さはこのバインドから来ています。
ノーバインドの反則が取られるとペナルティに
ノーバインドの反則が取られるとペナルティが課せられます。
試合終盤体力が消耗してくると手先の力が抜けやすいためバインドが弱くなりがちです。
そんな時こそお互いをしっかり掴み合うことが大切です。
【ノーバインド】タックル編
タックルをする時にも注意しなければいけないポイントがあります。
それは相手に体を密着させ腕を巻きつけて地面につくまで離さないことです。
これもいわゆるしっかりとバインドができている状態を言います。
この写真はニュージーランド(黒)の選手が南アフリカ(緑)の選手にタックルに入る前の瞬間です。
このまま相手に腕を巻きつけることなく肩だけを当てるタックルをしてしまうとノーバインドタックルの反則が取られてしまいます。
ノーバインドタックルは別名ショルダーチャージと呼ばれ危険なタックルの一つで反則を取られしまいます。
ナイスタックルはいいバインドから
ナイスタックル!なんて仲間から褒められたければしっかりバインドをしましょう。
写真のように相手にしっかりとバインドが出来ていると懐に入るナイスタックルが出来ます!
しかし、ナイスタックルをしても途中でバインドを解いてしまうと危険なタックルとみなされてしまいます。
相手が地面につくまではバインドを解かないようにしましょう。
ノーバインドタックルは厳重処分
ノーバインドタックルをした選手は、ペナルティが与えれ場合によってはシンビン(イエローカードで10分間の退場)やレッドカード(その試合は退場)の処分がくだされます。
そのプレーがより悪質であると判断された場合にはその試合以降、数試合出場停止になることもあります。
相手の選手にとっても危険で怪我の原因ともなりうるためしっかりバインドをしてタックルをしましょう。
いいプレーはバインドから!!
ラグビーは体を密着させるシチュエーションが多いスポーツです。より強く体を密着させるためには強いバインドが必要です。
ラグビーを観戦する時も特にスクラムではこのバインドに注目してみてください!
スクラムの強いチームはバインドがしっかり出来ているはず!!!
ラグビー観戦がまた一段と面白くなる要素になるはずです。目指せスクラムマニア!