ラグビーのルールでアタック時にボールを持ってない人が相手のディフェンスを妨害するのはオブストラクションという反則となります。
今回はアメフトを例にオブストラクションをわかりやすく説明します。
オブストラクションとは【ラグビーのルール解説】
オブストラクションとは冒頭でも書いた通りアタック時にボールを持ってない人が相手のディフェンスを妨害する事を指します。
オブストラクションはラグビーで反則/アメフトでは常識
わかりやすい例をご紹介しますね。
この見出しそのままですが、オブストラクション(とラグビーで呼ばれているプレー)はラグビーでは反則ですが、アメフトでは常識のプレーとなります。
アメフトではボールを持っている人を守るためにディフェンスが相手の前に立ち塞がります。それが役割だからです。
但し、ラグビーで同じプレイをすると問答無用でオブストラクションを取られます。
例です↓
アメフトでは称賛されるであろう上記画像のプレーも、ラグビーだと反則です。
オブストラクションが起こりやすい場面
オブストラクションが起こりやすい場面の1つとして、数名のフォワードがスクラムハーフと呼吸を合わせながらボールをもらいに行くプレーが挙げられます。
数名が走るものの、ボールをもらうのはその中の1名です。
結果、ボールをもらわなかった選手が相手のディフェンスとぶつかってしまい、妨害としてオブストラクションを取られてしまう事があります。
もう1つの例としては専門的な用語が出てしまうのですが、バックスのサインでクロスというプレーがあります。
スタンドオフ(10番)とセンター(12番)だったり、センター同士(12番と13番)だったり、ポジションは様々ですが試合でプレーが続いている状況でクロスをするとパスをした方が相手にぶつかりオブストラクションを取られてしまう事があります。
オブストラクションを防ぐために
従って、オブストラクションを防ぐためには相手を良く見ながら動く必要があるのですが、これが実際にやってみると難しいんです。
なのでフォワードであれば味方と相手の位置関係をしっかり把握してディフェンスを妨害しないよう意識しなければなりませんし、バックスのサインであれば相手を引き付けつつも相手と味方の間に入らないよう上手にポジショニングする必要があります。
ここは練習で何度も何度も息を合わせる事で精度が向上していきます。
とは言え、相手のポジショニングも状況によって臨機応変に変わるので都度の見極めが非常に大切となってきます。
【小ネタ】現役はオブストラクションをオブストと呼ぶ
現役、というか経験者はオブストラクションをオブストと呼びます。
レフリーに「今のオブストでしょ!!」なんてアピールをした事がある人も多いのではないでしょうか?
レフリーがゆっくり首を横に振ったら潔く諦めましょう。
【ラグビーのルール】オブストラクションまとめ
オブストラクションはアメフトのディフェンス(先ほどの画像ですね)をイメージしましょう。
ラグビーの試合を見ていて
「あれ!今のオブスト(ラクション)だよね!?」
なんて会話が出来るようになれば試合観戦が更に楽しくなる事、間違い無しです。