アーリーエンゲージとは、スクラムにおいてレフリーの掛け声よりも早く組みに行ってしまう反則のことです。
ラグビーと言えばスクラムのイメージがありますが、そのルールは様々ありここではアーリーエンゲージについて解説していきます!
アーリーエンゲージとは【スクラム関連/ラグビーのルール解説】
アーリーエンゲージとは、スクラムにおいてレフリーの掛け声よりも早く組みに行ってしまう反則のことで、
相手チームにフリーキックが与えられます。
スクラムはレフリーの「クラウチ、バインド、セット」という掛け声を合図に組み合っています。
最後のセットよりも早く組みにいくとスクラムを組む事ができず、アーリーエンゲージとなってしまいます。
アーリーエンゲージはなぜ起こる?
スクラムは、陸上の短距離走と同じでスタートのタイミングにどれだけ合わせられるかが鍵となっています。
レフリーのセットの掛け声のタイミングでいかに相手よりも良いスタートを切れるかが重要です。
その為、前のめりになり過ぎてしまうとセットの掛け声よりも早く組みに行ってしまう原因となり、
アーリーエンゲージを起こしてしまうことがあります。
これはいわゆるフライング的な行為になるので反則となってしまいます。
アーリーエンゲージをすると相手ボールに
アーリエンゲージをすると、相手チームにフリーキックが与えられてしまいます。
相手陣内から脱出されてしまったり、チャンスの場面で責めきれずに相手ボールとなってしまいます。
アーリーエンゲージをすると何が起きる?
状況にもよりますが、フリーキックからはスクラムを選択される事が多く反則を犯した後にまた直ぐスクラムを組まなければならないことになります。
トラウマとまでは行かないものの、またアーリーエンゲージを繰り返せないという思いからスクラムを組むタイミングが相手よりも遠慮がちになってしまうことも。
結果的に相手に優位なスクラムを組まれてしまう為、
・スクラムを押されてしまう
・別の反則を犯してしまう
要因になる可能性もあります。
アーリーエンゲージはトップレベルになるとほとんどない!
スクラムは職人芸です。
トップレベルの選手になると、その経験値からレフリーのセットのタイミングとほぼ同時に両チーム組み合っています。
むしろ、レフリーがセットの掛け声を合わせに行っているのでは?と思うほど。
そんなトップレベルの選手でも焦りがプレーに出ると起こしてしまうこともたまにあります。
フロントローが原因と思われがちですが、2列・3列の選手が後ろから押してしまう事が原因であったりもします。
アーリーエンゲージを防ぐ為には
アーリーエンゲージを防ぐ為にはとにかくスクラム練習を重ねる事です。
レフリーの合図を気にしてばかりでは良いスクラムは組めません!
練習を重ねてタイミングの感覚を養って行きましょう!目指せスクラム職人!
アーリーエンゲージ、焦りは禁物!!
アーリーエンゲージは、経験が少ないとどうしても起きてしまう反則です。
ミスやピンチで追い込まれた時、焦りが出てしまうことも仕方ありません。
焦りや気持ちが前に出過ぎると思わずタイミングを間違えてしまいます。
フォワードの皆さん、ミスをした時こそ一度落ち着きプレーで取り返すことを考えましょう。