皆さん、車いすラグビーを御存知でしょうか?
普段の生活ではどうしてもテレビ中継などがされていないため、どんな光景かも知らない方がいらっしゃるかもしれないと考えて記事を作成しました。
今回は車いすラグビーの基本ルールや15人制ラグビーとの違いについてポイントを解説します。
後述しますが、現在の世界ランキングで日本は3位であることも今回是非、覚えて頂ければ幸いです!
車いすラグビーの基本ルールや15人制ラグビーの違い
車いすラグビーの基本ルールや15人制ラグビーの違いについて特に大きなポイントを解説します。
結論、本質的には15人制ラグビーとOne for All , All for Oneの精神という意味では変わりません。
車いすラグビーのルール:試合人数
車いすラグビーの試合人数はコートに出場する選手は4名となります。
リザーブメンバーを含めた1チームは12名で、うち8名がリザーブとなります。
そして大事なポイントとして車いすラグビーの選手は、
筋力や可能動作に応じて3つの点数がついてます。
そして出場する4名の選手の合計点が8点以内になるようにチームを作っていく必要があります。
冒頭で、
本質的には15人制ラグビーとOne for All , All for Oneの精神という意味では変わりません。
と書きました。
それは、車いすラグビーでは試合中、各クラスの選手同士でサポートし合って勝ちにいく必要があるからです。
上記の画像を再度御覧頂ければと思いますが、
0.5点の選手はパスの範囲が狭いです。
その為、3.5点や2.0点の選手がパスを受け取れる位置にしっかり動く必要があります。
車いすラグビーのルール:コートの広さ
15人制ラグビーでは試合会場はグラウンドを指しますが、
車いすラグビーは室内競技のため、コートと呼ばれます。
15人制ラグビーはだいたい100m×70m前後ですが(完璧に定まっていない)、
車いすラグビーは28m×15mと決まってます。
10秒ルールがある
SYDNEY, AUSTRALIA – AUGUST 10, 2018: IWRF Wheelchair Rugby World Championships Gold Medal Match won by Japan over Australia 62 to 61. Riley Batt passes the ball to Chris Bond for a try.
車いすラグビーでは10秒ルールというルールが存在します。
基本的にボールを持っている選手はどんどん前に進めますが、10秒に1度はドリブルをしなければなりません。
ドリブルができない場合、味方にパスをする必要があり、ドリブルかパスをしないと相手ボールになってしまいます。
常にボールを動かすルールがあることで、いかに4名という限られたメンバーでトライする為の戦略を作れるかが重要です。
車いすラグビーの世界ランキングで日本は3位に
SYDNEY, AUSTRALIA – AUGUST 10, 2018: IWRF Wheelchair Rugby World Championships Gold Medal Match won by Japan over Australia 62 to 61. Daisuke Ikezaki steadies for a cross court pass.
日本は車いすラグビーの世界ランキングで3位になっていることを御存知でしたか?
今現在、最新のランキングは2019年10月29日にアップデートされています。
- 世界ランキング1-20位
ランク |
ポイント |
チーム |
1 |
738 |
オーストラリア |
2 |
692 |
アメリカ |
3 |
666 |
日本 |
4 |
477 |
イギリス |
5 |
434 |
カナダ |
6 |
360 |
フランス |
7 |
348 |
デンマーク |
8 |
315 |
スウェーデン |
9 |
265.4 |
ブラジル |
10 |
256.6 |
ニュージーランド |
11 |
224 |
ドイツ |
12 |
165 |
コロンビア |
13 |
153.4 |
ポーランド |
14 |
130 |
韓国 |
15 |
120.6 |
スイス |
16 |
109.8 |
アイルランド |
17 |
106.6 |
フィンランド |
18 |
78.8 |
オランダ |
19 |
71.2 |
ロシア |
20 |
60 |
アルゼンチン |
もし日本のラグビー人口が増えてくれば世界ランキング1位も見えてきますね!
まとめ
今回は車いすラグビーの基本ルールや15人制との違い、世界ランキングについて紹介させて頂きました。
ルールについてより、詳細を御覧になりたい方は公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会の車いすラグビーガイドを御覧ください!
また、車いすラグビーの最新情報はJWRF日本車いすラグビー連盟のFacebookページで更新されてますので、興味がある方はラグビーガイドと合わせて是非チェックしてみてください!
「ラグビー」と言っても様々なジャンルがありますので、ノーサイドTVではこれからも全てのラグビーを追いかけます!
最後まで御覧頂き誠にありがとうございました!