ラグビーではトップチーム同士の試合でもよく起こる反則としてオーバーザトップが挙げられます。
オーバーザトップとは密集で相手に倒れ込んでボールが出るのを妨害してしまう事で、ペナルティの反則を取られて相手ボールになります。
このページではそんなオーバーザトップのルールをご紹介します。
オーバーザトップとは【倒れ込み/ラグビーのルール解説】
(画像はshutter stockより)
オーバーザトップとは上記画像のようにラックなどの場面で相手チームの方へ倒れ込んでしまう反則を指します。
相手チームがボールを出そうとしていたか、していないかに関わらず、ボール近辺に覆いかぶさるように倒れ込んでしまうと容赦無くレフリーにオーバーザトップの反則を取られてしまいます。
高校ラグビーであれば監督の雄叫びが聞こえてきます。
オーバーザトップがラグビーW杯で多かった理由
ラグビーW杯に限らずなのですがオーバーザトップは代表クラスの試合でもよく見かけるペナルティです。
これには理由があり、2019年ラグビーW杯で日本代表を沸かせた姫野選手が有名なジャッカルというボールを奪うプレイがあります。
あれは相手に乗らず(膝を付けず)、自立した状態でボールを取りに行っているため、オーバーザトップやハンドのペナルティを取られないのです。
一方で、ジャッカルを狙いに行っても相手から引っ張られたり、後ろから仲間に押されてしまったり、足がもつれて(後述)前に倒れてしまった場合にはオーバーザトップの反則となります。
上位のチームになればなるほど、ラックなどのブレイクダウンでのボールの取り合いは激しくなるため、それだけオーバーザトップになる可能性も多くなります。
【つらい】足がもつれてオーバーザトップ
試合中の疲れは下半身に集中します。
ジャッカルを狙いに行った時、疲労がピークに達していると自分で踏ん張る事ができず足がもつれてオーバーザトップになる事がたまにあります。
これは体重の重い人ほど多い現象(経験談)なのですが、悪気はないんです。
一生懸命やっても体が付いて来なくて倒れ込んでしまうんです。
なのでそんな選手がいても優しい目で見守ってあげて下さい。
オーバーザトップになるのを防ぐコツ
オーバーザトップになるのを防ぐには
・相手をまたぐようなポジションで倒れない姿勢を作る
・むやみに頭から突っ込まない
・相手に引っ張られたらすぐ倒れ込んでしまう疲労感であればむやみに攻めない
・オーバーザトップというルールを常に頭の中でイメージする
という事が取り敢えずは経験談としてのコツです。
ここについては今後レフリーや現役選手から具体的なインタビューをした上でYoutubeで公開しようと思ってます。
【ラグビーのルール】オーバーザトップまとめ
オーバーザトップはラックなどの場面で相手チームの方へ倒れ込んでしまう反則で、倒れ込んだ場合にはペナルティで相手ボールとなります。
意識していてもなかなか防ぐのが難しい反則ですが、倒れ込まなければジャッカルなどのチャンスにも繋がるプレーですので、ラグビーを観戦する場合には
「オーバーザトップにならないで!!」
と祈りながら各選手のプレーを見るとより一層楽しめると思います。
また、ラグビー選手であれば
【いかにしてオーバーザトップにならずジャッカル成功させるか】
を考えてプレーしてみてください!